終活

田舎の放置された古民家の処分はリモートでもできた

20210601

田舎の放置された古民家の処分はリモートでもできた

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こんにちは、終活中のしんじです。

相続時に古い田舎の家を処分するのは大変です。

もし、使っていない古い家を持っているなら元気なうちに処分しておくことをすおすすめします。

 

今回は、私の両親が持っていた古い家(今風に言うなら古民家)の処分をした話です。

簡単ではありませんでしたがリモートで不動産屋さんと一度も会うこと無く完了できたのでご参考になればと紹介します。

また、反面教師として残された人が処分に困るものは元気なうちに片付けておくことが大事だと学びました。

私は、古民家は持っていませんが、もしこれから田舎に住みたくなって購入することを検討した際は出口をよく考えてからにします。

古民家の相続が発生した

私の母親が亡くなり遺産相続を進めて中で田舎の古民家が出てきました。

15年くらい前に両親が購入し使っていたようですが、直近5年はまったく訪問もしていません。田舎なので、体調が万全でないと行けないのです。

電気、水道、ガスは止めているようで、固定資産税だけを毎年収めていました。

状況を知るために確認に、両親の自宅からは電車と車で3時間かかる距離に見に行きました。

父親も状況を見たいということで一緒です。

現地につくと木と草が生い茂った中に家がありました。

全く手入れをしていないのでひどい状況です。

鍵も壊れています。

もし、悪意のある人がくればいくらでも好きに使える状況です。

住める状態に戻すには、木や草を刈って、家の補修をしてとかなりの手間がかかりそう。

これは、このままにしておいてはリスクしかないと感じ処分すべきと判断しました。

父親の説得

私が、処分すべきと父親に説明すると。

「取り敢えず置いておけば良い」との返答。

困りました。

「リスクしかない、若者のたまり場に使われるかも知れない、火事が起きたら責任が全部kるよ」と説明します。

でも、置いておけばいいと言うばかり。

売っても二束三文、下手をするとマイナスになるから勿体ないと感じているようです。

確かに大金を支払って購入した立場としては納得いかないのかもしれません。

また、父親は何でもとっておく性格なので難しいのでしょう。

ただ、私としてはリスクを家族として持ちたくないし、この家がただ置いてあり誰も使わないことも無駄だと感じます。古民家として誰か他の人に使ってもらったほうが価値があるでしょう。

 

感情的になってきたので、私からの説得は諦めて兄に頼むことにしました。

兄は同じ地域に住んでいて定期的に両親の家を訪問しているので父の信頼も厚いからです。

説得してもらったかいがあり、父親は販売することに同意してくれました。

ただk,コレ以降は処分と言わずに販売すると言葉を変えました

 

販売先を探す

古民家なので地域の田舎の物件を扱う不動産屋に査定をメールで問い合わせてみましたが、一向に返事が来ません。

古すぎて興味がないのかも知れません。不動産屋というのは動く物件にはうんざりするほど積極的になりますが、利益にならないことには全く動かない性質がありますから。

 

そこで、登記簿に載っていた15年前に両親が購入した不動産屋に電話してみました。

その不動産屋の方はすでに商売を引退されていましたが、知り合いの不動産屋に聞いてくれるとのこと。

数日後に電話があり、物件を見てよいかとの確認がありました。

「もちろん大丈夫です」とこたえ、進みそうだとホッとしました。

 

3週間後に物件を見てきたとの連絡があり、20万円なら買取できそうと回答。

そして、購入予定の不動産屋は私が最初にメールでコンタクトした田舎専門の不動産屋さんでした。

なるほど、知らない人からは受けないけど、地元の人経由なら検討してくれるんだとの学びでした。

価格は購入価格を鑑みると20万はほぼ無料ですが、このまま置いておくリスクよりはよいしマイナスでないだけでも良いでしょう。

手続きをフルリモートで進める

父親は金額に渋っていますが、兄にも入ってもらい販売に納得してもらいました。

ここから手続きのスタートです。

まず、販売前に相続登記を完了させる必要があります。

父親は相続登記を業者に依頼したくないので私が相続登記をすすめました。

これが、ホントに大変で、3回やり直ししました。

仕事と出張をはさんで行ったため、結果的に3ヶ月以上かかりました。

登記申請は不動産のある地域の法務局で行う必要があり、現地に行く時間はないのでオンライン申請です。→不動産の相続登記を自分で必要書類を集めて申請!想像以上に大変だった

 

そして、相続登記が終わった後に次の問題は

父親の持ち分の住所が現住所と違った問題です。

再度、法務局にオンラインで住所変更の申請。

ただ、これは相続登記と比較すると簡単でした。

 

登記の変更が全て整い、売買契約を締結することになりました。

不動産屋が売買契約を何故か代理人の私ではなく父親に直接送りました。

それは良いのですが、父親が一ヶ月以上返事せず、不動産屋からわたしに進捗確認の電話がかかってきてから売買契約を直接送ったことを知ったので時間を無駄にしました。

父親が署名捺印しなかった理由は「登記の変更を売り先が決まってから行う」と特約があったこと。

私が不動産にすぐに登記の変更をする条件にしてもらう交渉をし、契約書を作り直してもらいました。

もっと、早く言ってくれたら良いのにと感じますが、仕方が有りません。

 

最後に、父親が契約書に署名捺印して送りかえし売買が完了しました。

ここまで、一度現地に確認に行った以外は全てリモートで完了しました。

さいごに

両親が保有している田舎の不動産の処分問題はこれから多くなってくると想像します。

販売するにせよ、処分するにせよ、手間がかかることは実際にやってみてよく分かりました。

加えて、縁やゆかりのない遠隔地だと行くだけでも大変です。

しかしながら、古い家を放っておくことは倒壊の危険、火事の危険、不法占拠の危険、などリスクがあります。

リモートでも販売できましたので、早めに対応することおすすめです。

今回の私の経験からの古い田舎の家の相続からの学びは以下です。

  1. 古い家を突然相続することもある
  2. 相続登記は現地の法務局だけどオンラインで可能
  3. 不動産屋とのやりとりはリモートだけでも完了可能。

面倒くさいですが、ずっと残しておいて自分自身が亡くなった時に同じ面倒を引き継がないよう、今のうちに対応したほうがよいですね。

終活をする際には残された人のことを考えて処分できるものは早め早めにすべきと考えさせられた出来事でした。

 

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