こんな方におすすめ
- 終活でスマホやパソコンのパスワードの伝え方を考えている方
- 貸金庫で終活を試してみたい方
貸金庫を借りました!
終活でパスワードを伝えるために使っていたアプリ「100年ノート」があっさりとサ終となり、長期間はオンライのアプリでは無理とアプリは諦め。 【サービス終了】はいから100年ノートアプリは死亡後に指定した人に情報を開示可能
そして、オールドスタイルで物理的な貸し金庫を試すことにしました。
これでスマホとパソコンのパスワードを伝えることができ、死亡後も相続人がSMSやグーグルオーセンティケータでメールなどにアクセスできる。
スマホとパソコンにアクセスできないとオンライン諸々の相続は困難を極めると思うのです。死後のことはわかりせんけど。
貸し金庫の料金
貸金庫の料金は年間契約で13,200円、完全にマニュアルのオーソドックスタイプで、金庫エリアに入るために銀行のカウンターで用紙に記入し印鑑を押す必要あり。
カウンターを通らずに入れる自動型の貸し金庫がエリア内の別支店にあり17,400円でしたが、初めてなのでお安い方でスタート。
年間契約ですが解約はいつでも可能で月単位で返金して貰えるので実質は月1,100円サブスクです。
iCloudに毎月1,300円を支払っているのと近しい金額。
ちなみに貸金庫(最小)のサイズはこんな感じで、A4の書類が5センチの高さで入れられる。
相続人は銀行に必ず行く
貸金庫を借りてみて気づいたことは「相続人は必ず銀行に行く」こと。
銀行口座を相続するには出生から死亡までの戸籍謄本を準備して相続人が銀行に依頼するので、貸金庫も同時に同じ書類で相続できるため追加の手間はかかりません。
これは良いな、と感じました。
ただし、銀行で「相続時に貸金庫にアクセスするまで何日かかりますか」と聞いたところ、
「書類を受領してから相続人の審査に一週間はかかると」のことで、時間はアプリに比べるとかかります。
何を貸金庫に置く?
貸金庫に入れておくものは、生きているときはアクセスして欲しくないが死んだら確実に届けたい情報です。
こんなモノを入れました。
- スマホとPCのロックパスワード
- iCloudとGmailのパスワード
- 不動産の登記書類
- 遺言書
遺言書と不動産書類は生存中に見られて困るものではないのですが、とりあえず入れてみました。
今後入れようと考えているものは以下の
- 仮想通貨ウォレットのシードフレーズ
です。
仮想通貨は取引所に預けているモノは銀行と同じように相続申請ですが、ウォレットは名前の通り個人持ちのサイフと同じで財布の鍵にあたるシードフレーズ以外では誰一人アクセスできません。
【終活】仮想通貨ウォレットを相続する方法! Metamask, Phantom wallet
まとめ
貸金庫を契約して気がついたことは、終活で伝えたいのはスマホとパソコンのパスワードだけということ。
要するにスマホとパソコンの中にある情報やデータは生きているうちは知られたくないけど、死んだときには伝えたい。
不動産、銀行、証券会社などは生きているうちにある場所を教えても問題なく、相続でなければ名義変更もできません。
もし、相続人を信頼できるなら事前にスマホとパソコンのパスワードを教えておけば貸金庫はいりませんね。
ただし人間関係はいつ何があるかわからないし、相続人がお金に困り盗ませることになると悲しい、なので私は貸金庫が良いかなと思います。
おまけ
貸し金庫の閉じられた金庫エリア内に作業テーブルがあるのですが、そこに「就活準備個別相談会」のチラシが置いてあり、貸金庫と終活は関連性があるんだな、と納得でした。