保有している自動車の終活について考えてみました。
視点は、私が亡くなったあとにどのような手間が発生するかです。
結論としては、廃車する手間が発生するだけ。
車両の価値がある車や、ローンの残債が残っている場合は異なりますが、車両が自己所有でほとんど価値がない場合は残された人の手間は廃車する作業です。
▲こちらも参考になります→遺言書を作る理由は残された人が整理を早く楽に済ませられるように
保有している車の価値
今保有している車は2年前にジモティの個人売買で購入した車です。
車両本体は20万円で修理や車検を含めてこれまでにかかった費用は35万円くらい。
(税金や保険はどのような車両でもかかるので計算には入れていません)
去年、車検を受けるかどうかを迷ったときに調べたのですが、
- ディーラーで新車を買う前提で見積もりしてもらって2万円
- 車買買取系では評価はゼロで買取できない、新車を購入して下取りでも引き取れない
- 楽天オークションで4万円まで値付けしてくれる
- 廃車業者は無料で引き取ってくれる
要約すると、価値はほぼゼロということです。
購入したときと同じようにジモティで出せば上手く行けば10万円位で売れる可能性はあるかもしれませんが、私が亡くなった際に、わざわざその手間をかける必要はないと思いますので、残された人にとっての価値はゼロと考えて良いでしょう。
結果として終活としては、廃車と登録抹消について考えておく必要があると分かりました。
廃車する方法
自動車本体を処分するには1番簡単なのは廃車専門の業者に引き取ってもらうことです。
処理費用を請求される可能性もありますが、買取ネットワークでは無料で引き取ってくれる可能性があります。
海外への再販や、部品を販売するなどのルートを持っている業者がやっていることがあるためです。
廃車専門の業者は動かないものもレッカー車で引き取りに来てくれるので、相続者が運転できなくても安心です。(私の場合は相続人が運転免許を保有していない)
業者の中で、廃車ラボさんはネットだけでなく電話でも廃車相談できるので残された人には親切です(電話して確認してみたところ、親切に車両価値はゼロだけど引取は無料と教えてもらえました)↓
次に、書類上の手続きをする際には相続したとの証明が必要になるので考えてみました。
廃車の手続きに必要な書類
私の場合は法定相続人は1人なので遺産協議書は必要なく必要な書類は以下となります。
- 被相続人(私)の生まれてから死亡時までの戸籍謄本
- 自動車検査証(車検証)
- 相続人の戸籍謄本
- 相続人の印鑑証明
上記の(1)と(2)が私が事前に準備しておける書類です。
私の場合、車検証は車に乗せているので見つけてもらえますし、すべての戸籍は相続全体のために準備済みなので大丈夫です。
さいごに
今回は、私が保有している車を残された人が処理する際のための終活について考えてみたところ、
ローンもなく車両の価値も無い場合は、廃車の手続きをしやすいようにしておけば良いとわかりました。
この他には、自動車保険の解約と借りている駐車場の解約も必用なので遺言書に記しておくことにします。
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→一人暮らしは遺言書を作成して見つけやすい場所に置く。いつ何があるかわからない。