飛行場でフライトを待ちながらMacbook Air(M1)を開いて缶ビールを飲みながら作業してたんです。
Macと缶ビールが置けるくらいの小さな可動式の丸テーブルに座っていて、テーブルの位置を少しずらそうとテーブルの裏を持つと、
ぎゃーー、ガムがーーーーー、
誰かがなすりつけたガムがくっついていたんです〜、
気持ち悪ーーーー、と手を引っ込めた瞬間、
机がガタンと動き缶ビールが倒れ、
Macのキーボードがビールまみれで泡吹いてます(泣)
大急ぎでマックを「くの字型」に立てて排水、加えてビール浸しの机の上をティッシュで必死に拭き取り。
ビールを出し切ったのを確認して、Macを開き再度作業に入りました。
※これが失敗、電子機器に水がかかった際は電源を切り完全に乾かさないと駄目!(理屈は理解していたのに、突差の場面では対応できず)
そして、空港での作業はおわり、飛行機に乗り込み自宅へ戻りました。
Macのキーが「反応しない」「押されっぱなし」
自宅に戻ってMacを開いて作業を始めると、
あれ、おかしい「右Shift」キーが反応しない、「→」キーが押しっぱなしの状態になっちゃう。
(多分、右側を下にして排水したのでビールが溜まった)
困った。
キートップを外して中を見ると綺麗な状態でビールの跡はありません。
エアーダスターで掃除してみますが、
まーーーたくダメ、復活しません。
押せないキーはまだ良いのですが「→」が押されっぱなし状態では使えないので、キーの位置を変更できるKarabina Elementsアプリで「→」キーを使えなくしました。
(Karabina Elementsを使っていて本当に助かったー、もし知らなければズーーーと「→」が押された状態でMacが使えないところでしたー。)
アップルの修理に持ち込む
自分でキーボードを直すことはは不可能だと判断してアップルの修理の予約しました。
アップルサポートを提供しているカメラ屋さんに持ち込み事情を説明すると、
「これは基盤の交換ですね」とMacのキーの1つも触らずに言われました。
なんだい、そりゃ?
キーが動いていないことも押されっぱなしの状態も確認しないんだー、
とめちゃくちゃ不思議ですが、状態を確認しないのですか?と聞いても本体を見ようともしません。
そして、見積もりをもらうと、
「10万えーーーーん」
このマックはSSDを1TB、メモリを16GBにして20万円以上したものですが、それにしても高ーーーーい!
店員さん曰く「10万円の見積もりを出して修理する人はいない」とのこと。
で、どうにかキーボードだけなんとかなりませんか?と相談しても良い反応はなし。
ただ一つだけ教えてくれたことは、
「万が一、アップルの修理工場で中を開けてキーボードのみの被害の場合は4万円に下げた修理費がくる可能性もゼロではない」
ただ、可能性はほぼないとのことですし、10万円支払う確約をしないと修理に出すこともできません。
今一度、動作の確認もしないのですか?と聞くと
「キーボードにドリンク類がかかった場合はキーボードだけでなく他のメインボードまでダメになっている可能性もあり、確認する意味がないからです。水かけと申告があった場合は常に同じ対応で、動作確認せずにアップルの修理工場に送ります」
とのことでした。
納得はできませんが、アップルのサポートは完全にマニュアル通りにやることを求められていると感じるので、これ以上は無理だと諦めました。
ちなみに、メルカリで同スペックを探すと15万円くらいで買えそうです。→メルカリ「macbook air 16gb m1」を検索
Macbook Airはこれからどう使う?
さて、これからどうするか?
- 10万円かけて修理する
- キーボードだけ購入して交換する
- 外付けキーボードで使う
- 使えないキーがある状態で使う
(1)の10万円かけての修理は高すぎるので無し。
(2)のキーボードの交換は「A2337 japanese keyboad」 で検索すると楽天で1件だけあって13,000円くらい(A2337は保有しているMacbook Air M1の型式)。
でも、交換の動画を見るとぎっしりと詰まったマックの分解は難しそう。過去に中がスカスカのWindowsのノートを分解した経験では対応できるかちょっと不安に感じるレベル。なので、これも無し。
(3)の外付けキーボードは、前からHHK(Happy Hacking Keyboard )を使いたいと考えていたけれど、モノが増えるのが嫌で手に入れなかったので良いきっかけかも。
ただ、トラックパッドが手元に来ないのがちょっと使いにくそうなのと、車の中での車中ワーク作業ができないので、見送り。
なので
(4)のこのまま使う、が今は一番現実的な使い方との結論です。
ビールまみれになったので次に何かが壊れる可能性もあるので買い替えも視野に入れる必要もありますしね。
今も新たに「r」キーと「u」キーを流れるようなスピードで「る」と打つとなぜか「→」キーが押された状態になる謎動作も出てきてます。
(多分、Karabina Elements が一時的に機能しなくなっている)
とりあえずは、お金をかけて修理するかを決めるのは先延ばしにします。
おわりに
今回の事故で学んだことは、みっつ
- 水かかり予行演習をしておかないと、咄嗟に電源を切る対応ができない
- キーボードは意外に水に弱い
- アップルの修理依頼で水がかかったと説明すると工場送りでボード全交換の見積もり
しかし、良い発見もあり
- キーの位置を入れ替えるKarabina-Elementsを使っていたおかげでMacを使うことはできた
- クラウドにデータを完全に同期しているのでデータを失うという焦りが全くなかった
お金はかかっちゃいますが突然壊れても本体を買い換えればデータを失う心配なく直ぐに復帰できることを再確認でした。
最後にお伝えしたいことは、これ、
Macbook AIrはアルミ筐体でなんとなく防水っぽく見えますが普通の水に弱いパソコンでした。
勘違いしないようにしましょうw