スズキのパレットMK21Sのエアクリーナーボックス横についているキャニスターソレノイドバルブK5T46782が経年劣化で2つに割れたときにプラリペアで修理した話です。
同年代のスズキ車で使われているので同様に修理できます。
メルカリで中古品を2000円で買う前にちょっと試してみては如何でしょう!
キャニスターソレノイドバルブK5T46782を壊した経緯
スズキのパレットのエアクリーナーボックスを外すまでは良かったのですが、取り付けがめっちゃっきつい、
嵌めようと角度を変えながらガタガタとしていると、
ポキン、
とキャニスターソレノイドバルブK5T46782が割れました(泣)
明日はどうしても車が必要なので、
スズキのお店に走って部品を買うか(エアクリーナー交換時に壊す人が多そうなので在庫ありそう)
とりあえずこのままで車を使うか、
明日の予定をキャンセルするか、
色々と脳が考えます。
とりあえず、簡易的に修理ができないか考えてみることに。
キャニスターソレノイドバルブの取り外し
エアクリーナーボックスの横についているM6のボルト(10mm ソケット)を取り外し、
接続されているコネクターと2本のエアチューブを取り外します。
外したキャニスターソレノイドバルブK5T46782を眺めると、
鉄のプレートに溶着されたプラスチック部分が経年劣化でパキンと割れています。
何かで縛ればとりあえず使えるかな、と考えたときにふと思い出したのが、
プラリペア、
割れたプラスチックを強度を保ってくっつける魔法の道具です。
以前にホンダのモビリオのリアコンビネーションランプを修理したプラリペアの動画
プラリペアでキャニスターソレノイドバルブK5T46782を修理
早速、プラリペアで修理開始、
ちなみに、プラリペアとはコレです。
パウダー、専用液、作業用のニードルがセットになっていて詳しい説明書が付属しています。
まずは油分をしっかり取り除き、
割れて変な方向に尖った部分を取り除き、
位置をしっかり決めてプラリペア開始です。
くっつける相手が錆びの浮いた鉄なので少々心配ですが、進めます。
じわじわとプラリペアを盛っていくと段々とくっついてきました。
横側のプラスチックの引っかかり部分も割れたのでプラリペアを盛ります。
しっかりと全面にプラリペアを盛り、完成です!
強めに触っても割れる感じはありません。
強化のためにタイラップでクロスで縛りました。
取り付け時に割れないか不安でしたが問題なく取り付けできました!
こちらが取り付けたところ。
タイラップが取付けステーの邪魔にならず普通に付きました。
おわりに
10年以上経過した車のプラスチック部分は経年劣化で硬化していて、ちょっとしたことで割れることはよくあります。
そんなときに役立つ魔法のプラリペア!
古い車に乗っているならば自宅に常備しておきたいアイテムです。
追記 キャンドゥでも手に入るプラリペア
ちなみに百均のキャンドゥで、同じ性能を発揮する代替品が売ってます。
名称はプラリペアではなく、
「スカルプチュア・3Dアート」のパウダーとリキッドです。
プラスチックで成形した小物を作るための商品です。
ただ、プラリペアに付属している特殊なニードルは販売していません。
スカルプチュア・3Dアートは細いハケで整形するのです。
なので、1回目はプラリペアを購入して、追加のパウダーやリキッドはキャンドゥで購入がおすすめです。
プラリペアと比較してお安いのですが、すべてのキャンドゥで販売しているわけではありません。
私は4件目の自宅から1時間のキャンドゥで発見しました。
近くで見つからない場合は旅行先などでキャンドゥに寄ってみると良いでしょう。
追記2 プラリペアのニードルの穴が詰まったらライター
プラリペアのニードルは、針の先端から1.5 センチの位置に液が出る穴が空いているのですが、作業していると詰まってしまいます。
詰まっているのは硬化したプラスチックなので液をいくら送り込んでも通らず、シンナーなど使ってもだめです。
詰まりを取る方法は、ライターで軽く炙る、です。
硬化したプラスチックが燃えて溶けて無くなります。
公式ページに説明あり→ニードル(針)が詰まってしまった!