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ミニマリストが終活で考える「死ぬ」より怖い「できなくなる」

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死ぬ時に90%のひとが後悔することは

「もっと冒険しておけばよかった」

ひすいこうたろう著の「あした死ぬかもよ?」のプロローグです。

 

冒険とは、やりたかったことで我慢してやらなかったことでしょう。

わたしも、いつも死ぬ時に後悔したくないと考えているのですが、なかなか冒険にチャレンジはできないので、後悔しそうです。

そして、この本を読んで「死ぬ」でなく「できなくなる」が、私にとっては怖いんだなあと考えさせられました。

「あした死ぬかもよ」の質問に答えてみた

高野山の山門

「あした死ぬかもよ」は質問形式で読者が考えられるようにできています。

その質問の中で一番大事だと感じたものについて、わたしの答えを書いてみます。

質問21の「半年後に死ぬとしたら、今の仕事をやめる?」からです。

【質問】

  1. 半年後に死ぬとしたら何をしますか?
  2. 今の会社を止めますか?
  3. 今やっていることで、そのまま続けることはなんですか?
  4. 逆に、やめるものはなんですか?
  5. では、明日死ぬとしたら、なにをしますか?

 

わたしの答えは

  1. 半年後に死ぬとしたら何をしますか? → 毎日、様々なビーチに行って過ごします。
  2. 今の会社を辞めますか? → 1週間の引き継ぎ後に辞めます。
  3. 今やっていることで、そのまま続けることはなんですか? → ブログを書くこと
  4. 逆に、やめるものはなんですか? → 人間関係を円滑にするための活動
  5. では、明日死ぬとしたら、なにをしますか? → 綺麗な海に行って泳いでくつろぐ

私の場合は、個人の行動は続けて、組織からは離れる感じでした。
グループに属すことが生きがいではないことがよく分かる回答です。

あと、綺麗な海で泳いだり過ごしたりが好きなんだと再確認できました。

 

「あした死ぬかもよ」を読んだ感想

展望台

現実問題として明日死ぬ確率はほぼ0%です。

病気になり入院して死が近づいたと診断されるまでは、普通の人は死の可能性はありません。

交通事故や一般の事故、心臓が止まる病気、がおきる可能性は否定できませんが確率はかなり低いですね。

だから、「明日死ぬ」は、ほぼ100%起きないことです。

なので、普通は明日死ぬことを想像して生きることはできないのです。

そして、突発的な事故などで死ねことになれば意識もなくなるので後悔も一瞬で、死を意識する必要はないかもしれません。

ほんとに怖いのは「死ぬ」ではなく「できない」かも?

本を読みすすめて、わたしが怖さを感じたのは、

もし、「明日、体の機能が制限されたら」です。

「死ぬかもよ?」→「できなくなるかもよ?」と読み替えるとしっくりきました。

 

わたしは、明日、目が見えなくなる、食べられなくなる、移動できなくなる、が怖い。

生きているけれど「できない」ことが増えることです。

生きながら「もっと冒険しておけばよかった」と後悔する時間が続くことです。

これは、死ぬ前の後悔より苦しいことだと思います。

 

そして「制限」が怖いのは突然だけではなく、気が付かないうちにじわじわともやってくること。

以前に年齢寿命の提案を書きましたが、今年やりたい冒険を来年できるとは限らないのです。

 

子供の頃から目標を何度も立てていると思います。

子供の時と大人になってからの目標の違いは、大きくなったらできることが増えるのではなく、

年齢を重ねるとできることが減るのです。

 

結論として、わたしがこの本を読んで感じたことは、

「少しでも早く冒険は進めたほうがいい」です。

あした死ぬ確率はほぼゼロですが、来年の自分ができることは確実に減っていて、

今年の自分自身はもう来年にはいない(死んでいる)ということです。

台湾のお寺

おわりに

今回は終活のひとつとして読んだ「あした死ぬかもよ」についての感想でした。

「明日死ぬなら好きなことを」は誰でも理解していますが、死ぬ前に「もっと冒険しておけばよかった」と後悔する人が90%なのは、身体や精神が冒険できない年令になってから「やりたい」を始めようとするからかなあと考えさせらる本でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事があなたの今の目標を少しでも早く始め始めようとするきっかけになると嬉しいです。

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