こんにちは、しんじです。
終活の際に気になるアプリのサブスクリプション(以後はサブスク)についてです。
残した人の手間を減らすにはどうすればよいのでしょう?
サブスクは毎月(毎週、毎年もあり)定期的にお金を支払うことで使える定期契約です。
死亡した際には解約するまで使用していないのに、定期的にお金を支払うことになります。
なので、対策の基本は、
「アプリのサブスクは自動更新しない!」です。
加えて、
「サブスクの登録に使うクレカは1つにしぼる」です。
クレカを解約すれば全てが止まる仕組みを作ると万全です。
アプリのサブスクの死亡時のリスク
アプリのサブスクは自動で更新されて申し込んだ本人も忘れることがあります。一度登録して使用していると自動更新しているのか覚えていないでしょう。更新後にメールが来て思い出すことも。
本人も忘れるくらいですから、相続する残された人が気がつくことは困難です。死亡時にはスマホにもアプリストアにも、IDとパスワードを知らない相続者がアクセスして確認することも出来ません。
なので、本人が亡くなっても継続的にサブスクの代金が自動で支払われるリスクがあります。
私は月額でならすと5,000円くらいサブスクに支払っているので、死亡時に適切に処理してもらえないと毎月支払いが続くことになります。
相続者のリスクを無くすために
相続後も支払いが続くリスクを避けるためにできることは以下となります。
- 自動更新しない
- 登録クレジットカードを1つ
- 遺言書にサブスクのリスト
(1)の自動更新しないは、確実に残された人の手間を省けます。なぜなら手動更新にして毎月や毎年など都度支払うので死んだ際は自動的に止まるからです。
手間がかかるようにも感じますが、数件のサブスクであれば短時間で対応できます。特に1年毎のサブスクなど忘れてしまいがちなものは、使用しなくなったのに勝手に更新という生きているうちのリスクも避けることが出来ます。
サブスクの解除方法については次の項で紹介します。
(2)登録クレジットカードを1つにするは、カードを解約されたら自動的にアプリのサブスクが止まることでリスクを下げます。アプリのサブスクは一般的にはクレジットカードですのでカードが止まれば支払われずに自動でサブスク解除になるということ。
ただし、もし死亡時に相続者がクレジットカードをすぐに止めないで、かつクレジットカード支払口座の銀行もすぐに止めないと、サブスクの支払いが続いてしまいます。
なので、死亡時に見つかりやすい日常使いのクレジットカード1つに絞ってでアプリのサブスクは登録し、相続人がすぐにカードを停めやすいようにしましょう。決して探さないと見つからない場所にあるクレジットカードでサブスクしてはいけません。
私は、メインで使用しているスマホに入れているクレカで登録しています。
(3)の遺言書にサブスクのリストを載せるは、相続人がなにをサブスクしているかを確認して解約しやすくするということです。サブスクの内容と支払い方法(どのクレジットカードで契約しているかなど)を書いておくと良いですね。
遺言書にはアプリだけでなく、その他のサブスクも一緒に乗せておくことで、相続人は楽に作業を進められます。
私は、毎年更新する遺言書にサブスク類を書いています。アプリだけでなく、Web上で申し込んでいるサブスクも。加えてある意味サブスクと言える、電気や水道の契約、クレジットカード、生命保険、賃貸契約、などもリスト化しています。
重要なポイントは、サブスクの内容だけでなく、なにで支払っているかを書くことです。支払い元を止めればサブスク自体が自動で解約になりますから(賃貸など契約書があるものは支払いを止めても責任が残る可能性あり)。
サブスクの自動更新の解除
ここでは簡単にiPhoneとAndroidのサブスクの自動更新の解除について書きます。
iPhoneアプリのサブスク自動更新の解除
iPhoneのアプリは「設定」から「サブスクリプション」の項目に入りキャンセルすることで自動更新を止められます。
自動更新を止めても期限までは問題なく使用できるので心配はいりません。
Androidアプリのサブスク自動更新の解除
AndroidはGoogle Play ストアから自分のアイコンをタップして「お支払いと定期購入」の項目から解除できます。
定期購入をストップするとサブスクの自動更新が停止します。
支払い済みの期間は自動更新を停止しても使い続けられます。
おわりに
今回はアプリのサブスクについて終活の視点で書きました。
サブスクを解約する手間を残された人にかけないためには、死んだときに支払いが続かないように自動更新を止めておき都度の手動更新にすることが一番大事で、確実にリスクを避けるためにクレジットカードを解約しやすい日常使い1枚に絞ることが大事です。
アプリだけでなくサブスクの死亡後の無駄な支払いを避けるには、登録するクレカを統一して1つにし、クレカを止めれば全てが止まるようにし、「死亡時にクレカをすぐに止めてください」と遺言書にしっかりと書いておくのがおすすめです。
今回も最後まで読んで頂き有難うございました。コメントやご質問はTwitterにいただけると嬉しいです。