バーコード決済の残額の相続はできるの?
入金した金額、ポイントで得た金額、相続時に違いはあるの?
気になったので調べてみました。
バーコード決済は現金やクレカでのチャージと取得したポイントが混ざりあっていて、なにを相続できるのか心配になったのです。
今回は、バーコード決済の残額の相続についてです。
結論は、〇〇Payの相続は大変なので、〇〇Payの数と残高を抑えて相続する人が諦められる金額を保つことがよいです。
メルペイは申し出すれば相続できる可能性あり
残高が一番大きいのがメルペイで、メルカリで販売した際に現金化せずにそのままメルペイとして使用しているためです。
5万円超えは必ず相続して欲しいところです。
メルペイの利用規約には相続については書いてありません。
ネット上の情報誌が問い合わせた情報によると、相続人からの申し出があれば残額を戻してくれる可能性もあります。
気になった注意点は以下です。
- 3年間未使用だとアカウントが凍結される
- 無償で得たポイントは返還されない(サービス終了時のポイントの取り扱いから推定)
結論として、相続人に手間を掛けないためには大きな金額をメルペイに残さないほうが良いですね。
メルペイアカウントを通じて行うすべての行為をいいます。)が 3 年間ない場合は、弊社は、当該メルペイアカウントを一時的に停止することができるものとします。
(4)無償ポイントの取扱い
無償ポイントの払戻し、返金等は一切いたしません。
楽天Payの楽天キャッシュとポイントは相続できない
次に多く持っているのが楽天キャッシュで、楽天のアフィリエイトで得たものが現金化できず楽天キャッシュとして残っています。
楽天キャッシュの利用規約を見ていきますが、「相続、死亡、逝去」で検索しますが該当する項目は見当たりません。
楽天キャッシュの相続について楽天市場のサポートにチャットで聞いてみました。
しんじ:楽天キャッシュを相続できますか?
楽天さん:楽天キャッシュなどを他の方に引き継げません。獲得されたポイントはご本人様のみが利用できます。ご了承ください。
しんじ:楽天アフィリエイトで得た楽天キャッシュはお金の扱いではないのですか?
楽天さん:確認しましたが、やはり楽天キャッシュを引き継ぐことはできかねます。ただ、楽天ペイアプリで送ることは可能です。
しんじ:なるほど、死亡した人のアプリにアクセスして他の人に送ればよいのですね。
楽天さん:他の方のアカウントにログイン頂くことは出来かねますので、ご本人様がお亡くなりになっている場合はご対応致しかねます。
しんじ:亡くなった後は楽天キャッシュは相続できないこと理解できました。ありがとうございました。
結論としては、楽天キャッシュはポイント扱いなので相続は出来ません。
なので、楽天キャッシュは溜めずに早めに使うことが終活としては大事です。
PayPayは相続できる
PayPayは公金支払いなどで大きなお金を入れることが稀にありますが、入金してすぐに出勤するので基本は1万円以下のチャージしかしていません。
Paypayの利用規約には相続ができると明記されています。
基本は譲渡、貸与、相続はできないが、相続が発生した場合は相続人に残高を振り込むと明記してあります。
どの程度の手間になるかは分かりませんが明確に相続が可能ということには好感が持てます。
PayPay残高アカウントに関する契約上の地位およびこれにより生じる権利義務の全部または一部は、利用者に帰属し、利用者は、これらの権利を第三者に譲渡、貸与または相続させることはできないものとします。ただし、利用者に相続が発生し、利用者のPayPay残高アカウントにPayPayマネーまたはPayPayマネーライトの残高が残っていた場合、当社は当社所定の方法に基づき、法令に定める例外事由等を考慮の上、当該利用者の保有するそれらの残高を正当に相続又は承継すると当社が確認した者に対し、振込手数料を控除した額を振り込みます。
LINEペイは相続できる
LINE Payの残高は1万円以下にしていますのでPayPayと同じく大きな金額を保持することはなく、高額のポイントが入ることも有りませんので相続に大きな影響はありません。
LINE Moneyアカウント利用規約を確認たところ、相続はできないと明記されていますが、相続人には返金すると記載がありPayPayと同様の対応になります。
4 LINE Payアカウントに関する一切の権利は、利用者に一身専属的に帰属します。利用者は、これらの権利を第三者に譲渡、貸与または相続させることはできません。ただし、LINE Moneyアカウント保有者に相続が発生し、LINE Moneyの残高がある場合、当社所定の方法により、相続人に対し、振込手数料を引いた上で返金いたします。なお、振込手数料がLINE Moneyの残高を上回る場合には返金は行いません。
まとめ
バーコード決済の事前にチャージした金額の相続は簡単ではなく手間がかかり、ポイント的に入手した金額は相続はできません。そして、相続時には繋がりにくいサポートセンターに問い合わせる必要もあります。額が大きくなければ手間がかかり諦めるパターンが多そうだなという印象です(この失効したお金が〇〇Payの収入になります)。
この結果から、私の終活としては以下を進めることにしました。
- バーコード決済アカウント(〇〇Pay)には1万円以下しかチャージしない。(諦められるように)
- 〇〇ポイントや〇〇キャッシュなどで付与されたもの早めに使いきる。(相続できないので)
今回の記事を書くに当たり〇〇Payのチャットサービスで問い合わせましたが、チャットにたどり着くまでに何度もQ&Aを確認してくださいとでてきて、チャットを開始するだけでも大変でした。
相続時に残された人の手間を減らすには、〇〇Payの数はできるかぎり絞り、残高を減らしておいたほうが良いとの学びでした。〇〇Payはお金を預ける銀行とは異なり、プリペイドで預けたお金はポイントのような扱いなので、基本は相続の扱いをしなくても成立するようです。チャージしすぎたりポイントを溜めすぎると死んだときに後悔します。
ここまで読んで頂きありがとうございました。この記事があなたの終活の一助になると嬉しいです。