最近はクリプト(仮想通貨や仮想資産)の世界に、切った張ったの熱い投機家の方だけでなく、私のような一般人でも関わるようになりました。
私の場合、まず日本国内のBitFlyer取引所に最初にアカウントを作ったのです。
その後にNFTやBCGゲームを始め、BitFlyerで取り扱っていないSolana(SOL)やBinance Coin(BNB)を使うために国外のbinance(バイナンス)取引所にアカウントを作成したんです。
終活的にみると、BitFlyerは日本で営業している会社なので相続は証券会社のように手順が整っています→BitFlyerの相続ヘルプページ
でも、海外のbinanceは相続時に困ることにならない?と疑問に思い調べてみました。
binance で相続するには
バイナンスのアカウント内の資産を相続するには、binanceのサポートに連絡します。
バイナンスのヘルプセンターページ を開くと右下にチャットのボタンがあり、そこからチャットを開いて問い合わせます。
チャットはログインしなくてもビジターとして自分のメールアドレスを入力すれば利用できます。
チャットはbot(AI機能)が質問に答えてきますので、「該当の答えない」ボタンを選択し続けてください。
その後にサポートの方に繋げてくれます。
こちらのスクショがカスタマーサービスの方(人間)に繋げるところで、botではなくオペレーターのアイコンに変わっています。
質問は日本語でOKです。安心ですね。
今回は、死亡時の相続方法について問い合わせました。
先ずは被相続人のbinanceのアカウントを聞かれ、分からないと答えると、身分証明書で対応できる可能性がある、ことまで教えていただけました。
※予想ですが、メールアドレスを伝えると直ぐにアカウントのクリプト移動ががロックされると思いますので、生存中に確認する場合にbinanceの登録メールを伝えないように気をつけてください。
L2 KYC (Level 2 Known Your Customer)は確実に
バイナンスでは個人情報の確認のことを KYC と呼びます。
Known Your Customer は顧客情報という意味です。
binanceでは KYCがLevel2までなされていればスムーズに相続が進みます。
なので、海外のTax Number(納税者番号)に該当するマイナンバーを含めてしっかりとbinanceへ登録しておきましょう。
binanceに相続人が直接アクセスして移動するには?
binanceとやり取りすることで資産を相続できることは分かりました。
でも、簡単スムーズに進めるには、相続人が直接アカウントにアクセスして相続人のアカウントにクリプトを移動する方法もあります。
アカウントにアクセスする際に必要なものは以下です。
- ID(メールアドレス)
- パスワード
- 2段階認証を受け取るメールアドレス
- 2段階認証のSMSを受け取るスマホ
この情報があればブラウザ又はスマホのアプリで相続人が被相続人のbinanceアカウントにログインして、相続人の口座へクリプトを移動できます。
ただし、死亡後にのみ上記の情報を伝える必要があり、iCloudの相続や100年ノートなどを利用すると可能です。
この直接binanceから相続資産を移動する方法を実行するには、相続人がbinanceの使い方を知っている必要があります。
なので、事前にbinanceのアカウントを相続人が取得しておくべきです。
クリプトに興味がない人に勧めるのは難しいですが、これからの時代に必要になるからと説明したり、スマホのゲームが好きならBCG(Block Chain Game)を紹介したり、貯金が好きならUSDペグ仮想通貨の利率の良さを教える、などでbinanceにアカウントを作って貰いましょう。
直接移動させた相続税
単純に被相続人アカウントから相続人のbinanceアカウントへ仮想通貨を直接移動させた場合にも相続税の対象資産となります。
おわりに
私のような一般人がクリプトに関われるようになり、海外の取引所を使う機会もできました。
しかし、クリプトは触ったことの無い人には完全に謎の世界です。私もbinanceを使いBCGゲームを始めてNFTを購入し、やっと理解ができました。
クリプトに興味が無い人が突然の死亡でbinanceを相続するのは相当にハードルが高いです。
なので、相続を予定しているクリプトがbainanceにあるならば、相続予定人にクリプトを教えておく事が大事で、できればbainanceのアカウントを作って貰いましょう。
参考にしたサイト