わたしは個人情報の価値よりも便利さを重視する傾向があり、マイナンバーができたときに身分証明関連が集約されて便利になると喜びました。
世の中の雰囲気は個人のプライバシーが丸裸になると騒がれてましたが、庶民の場合は隠すほどの資産もないので問題ないと思い、マイナンバーの案内来て直ぐに申し込んだので、初期の初期から使っているユーザーです。
マイナンバー番号部分を隠す謎のビニールケース
マイナンバーを取得して驚くのが、謎の薄いビニールケースが付属すること。（初期の頃なので今も続いているのかは知りません）
ビニールケースは番号部分だけ黒塗りになっていて隠すのです。
普通、カードは財布などにいれるのでビニールケースに意味はないし、番号を見られて大問題なら、表記はせずICチップにだけ入れたら良いし。
マイナンバー5年目の謎の更新は驚いた
マイナンバーに記載の有効期限は10年ですが、中のICチップは5年毎に更新が必要です。
突然に更新の案内を受け取り、更新しないとマイナンバーは使用できなくなるとのこと。
市役所に行きマイナンバー担当窓口にいったのですが、全く慣れておらず、書類を書いて、待たされて待たされて、私が忙しい時期だったので怒りを感じました。
カードの有効期限が10年で、5年でICチップの更新を役所でしなければならないって面倒すぎます。新マイナンバーカードの際には改善してほしい。
初期は身分証明書として使えず、今は認知されてきた
マイナンバーの開始直後は、役所、ネットカフェ等で身分証明書としてマイナンバーカードを出すと、免許証はありますか?とよく聞かれました。
一般のお店はまだ理解できるのですが、役所でマイナンバーが身分証明として受け付けてくれないのは驚きでしたね。
今は、マイナンバーを提出した際に免許証を求められることは殆ど無くなったのでマイナンバーは浸透してきました。
マイナンバーカードは写真つきの身分証明書としての価値は高い
マイナンバーは写真付きの証明書としての価値は高い。
パスポートだと住所の証明にならず、保険証は顔の証明にならない。実質、運転免許証が唯一の身分証明でした。
と常々疑問に感じていたので、マイナンバーで誰でも写真つきの身分証明を持てるのは価値が高いですね。
オンラインで確定申告できるマイナンバーカード
マイナンバーを持ってよかったのが、確定申告を自宅からオンラインで出来ること。
住基カードと同様に、パソコンでカードリーダーで読み取れば個人の証明ができてオンラインで確定申告を完了できるのです。（住基カードは使ったことないですけれど）
ただ、カードリーダーはパソコンとの相性なのか上手く行かない事が多く、時間を無駄にたうえに別のパソコンを用意してました。
マイナンバーカードは、カードリーダーでなくスマホを読み取りが可能になり安定して読み取ってくれ、とても素晴らしい。
いまだにオンライン確定申告のソフトウェアやアプリは嫌になるくらい使いにくい点は変わりませんけどね。これはマイナンバーとは関係ないですが。
健康保険証がマイナンバーカードに統合が便利
私は健康保険証の統合が案内されて直ぐに申し込みました。
健康保険証がマイナンバーに組み込まれて、ペラペラの保険証を持ち歩く必要が無くなったのは便利。
保険証は写真がついておらず、身分証明として使用する際はパスポートなど2つめを提出する必要があり、持ち歩きが面倒だったのです。
気になることは、病院で仰々しいマイナンバー専用の読み取り機器をみると利権の匂いを感じます。
スマホで読み取れるのだから、機会を入れなくても普通にスマホのアプリで読み取れば良いのではと感じますね。
銀行口座と紐づくときに不安を感じるマイナンバー
銀行で新しく口座を開く時、または何かで更新する時、マイナンバーを求められます。
私の銀行口座がマイナンバー番号に紐付けられるのは何となくは嫌な感じです。
でも、確定申告しているので収入は政府にバレていて、予想しようと思えば資産は分かりますからあまり関係ないですけどね。
海外の銀行口座の継続に要求されるマイナンバー（Tax Number）
マイナンバーが役立った大きな1つは、海外の銀行を継続できたこと。
ヨーロッパの銀行に口座を持っているのですが、ある日突然Tax Number（税登録番号）を要求されました。
調べてみると海外では日本のマイナンバーがTAX number にあたり、マイナンバー番号を提出すると問題なく銀行口座を継続できたのです。
ヨーロッパも日本と同じくマイナンバーカード同様の制度で国民を管理しはじめている。
やはりマイナンバーは個人の資産を見張るための仕組みであることは間違いないですね。
海外転出するとマイナンバーカードは返却し帰国時に再発行
マイナンバーを取得してから海外に転出、日本の住所を持たず海外に住む機会があり、その際にマイナンバーカードは返納になりました。
海外に転出しても日本国民であることは変わらないし、日本の銀行口座も継続しているのですけれど、なぜ取り上げるのか不思議です。
海外に移住すると、海外で得た収入は現地で税を収める形になるから、日本の税金管理から大枠は外れるのです。
でも、日本で貸しているマンション1室の税金は日本での収入なので日本に税金を収めるのですけどね。
マイナンバー“カード”が無くても番号は継続しているので、政府側の管理上は問題ないのですが、使用者の私からすると海外からオンラインで確定申告できないのは不便。
日本に帰国して住民登録してからマイナンバーを再申請すると、当然ですが同じマイナンバー番号のカードが発行されました。
おわりに
マイナンバーは賛否両論、たぶん否定的な人が多い仕組みだと思います。
私自身はマイナンバーが無くても日本国籍で戸籍に登録されている限りはそれほど変わらないと感じています。
個人情報がバレて詐欺などの犯罪対象になる可能性はありますが、庶民の場合は確率は低い。
いつか、マイナンバーが嫌になる大物になりたいものです。
◆マイナンバーカードに関してこんな記事もあります。
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