こんな方におすすめ
- ひとつの不動産売却で、特例控除有り無し、複数所有者、複数建物、でごちゃごちゃな確定申告をする人。
いや、ほんと難しい、確定申告つくりはわかりにくい、
税金をがっぽり取られるのに、分かりにくい申告書を自分で作らんとあかんって、
「キーーーー(怒)」と何回なったかわからん。
で、今回悩んで、税務署とeTaxのサポセンをたらい回しされた末にやっと理解した事を共有します!
【問題】不動産の譲渡所得の中身を割合で分けたい!
【答え】譲渡所得の内訳書を複数作成する!
参考:確定申告書作成コーナー
【問題】不動産の譲渡所得の中身を分けて申請したい!

今回、悩んだのは祖母から相続した不動産の売却譲渡の確定申告、
母が亡くなっていて代襲相続です。
祖母の家は、祖母1/3、長女2/9、次女2/9、三女2/9の権利。
すでに他界した母は長女で、兄は相続済みの母の分を加えて5/18、代襲相続だけのわたしは1/18。
4人の権利者の持ち分がバラバラ。
1つの登記土地の上に、祖母の居宅と賃貸用住宅が建っていてる。
これ、全部まとめて総額で売却することになりました。
売却額、取得額、費用は全部まとめて支払いで売買契約書は1通。
居宅部分は税金の控除ができ、賃貸住宅は通常の税金、登記は1つの土地に2つの建物、
割合はもう、ぐちゃぐちゃで書くのも嫌、、、
居宅55%に賃貸45%、18分のいくつかづつ分かれていく、、、、
税金の控除対象割合、長期一般の税金部分、、、、、、
確定申告にあたり、譲渡所得の内訳書に売却、取得、費用を全部入れて、
あとは割合を入力すればいいかと進めると、
分ける項目が確定申告記入のどこにもない!
【答え】譲渡所得の内訳書を複数作成する!

解決方法は逆転の発想で、複数の譲渡所得の内訳書を作る!
売却、取得、費用をそれぞれ按分(パーセントに分ける)して内訳書を3件つくって完成しました!
よく考えると納得できますが、1つの不動産売却を分けて申請するとか素人にはわからん!
そもそもサポセンの人も良く分かっていないからたらい回しされたし。
覚えておくことは「1つの不動産の譲渡所得の申告を作るときに複数件に分けても良い」ということ。
おわりに
国税庁とeTaxのサポセンをたらいまわしにされて怒りが最高潮に達していた時に、
わたしから「もしかして複数の申請書を作れば分けられますよね?」と提案したら、
やっと、国税庁が「それでいいですよ」と回答してきました。
疲れた(怒)
国税庁とeTaxのサポセンは一体になり確定申告のサポートをするべき!
同じフロアに置いて互いにコミュニケーションしてください。
そうしないと、ちょっとでもシステム的なことを言うとeTaxに聞いてと電話を切られ、
ちょっとでもルール的なことを聞くと国税庁に聞いてとなり、
たらいまわしがつづき納税者の怒りが溜まるだけで問題が解決しない(怒)