こんにちは、しんじです。
突然ですが、「準」確定申告って知っていますか?
わたしは知りませんでした。
準確定申告を簡単に言うと、「死亡した年の1/1〜死亡日までの所得と税額を相続人が4ヶ月以内にする」ことです。
申告期限が毎年の2月ではなく死亡後の4ヶ月以内であることが残された人にとっては大変な作業となります。
なので、できるだけ分かりやすく残しておくことが、残された人のために親切なのです。
終活をするときに見落としがちなのですが、準確定申告の準備は大事です。
準確定申告が必要な人
サラリーマンの収入だけの場合は、会社から源泉徴収されているので確定申告をする必要はありません。なので、「準」確定申告も必要ありません。
ただし、副業をしていたり、マンションを貸していたり、住宅ローン控除などがある場合は準確定申告も必要です。
そして、個人事業主の場合は確実に準確定申告が必要です。
(法人化している場合も必要ですが詳しくないので書くのを控えます)
残された人のための終活として、まず準確定申告が必要かどうかを明確にし、必要な場合は情報をまとめておくことが大事です。
国税庁のホームページに準確定申告について公式な説明があります→No.2022 納税者が死亡したときの確定申告(準確定申告)
わたしの準確定申告の準備
わたしは個人事業主なので準確定申告が必要です。
毎年の確定申告は有料会計アプリのfreeeを使い行っていて、都度の入力をしており、個人事業の支出と収入、区分所有の支出と収入に減価償却、株の損益、の全ての収支データが入っています。
2月の確定申告時には、会計アプリfreeeで内容を見直して小さな修正をして確定申告を完了しています。
ただ、この作業を残された人がすると考えると・・・難しいかと思います。
freeeのアプリを使い始めた初年や2年目は分からないことばかりで、エクセルの手作業で簡易的に進めたほうが早いかもと感じたこともあるくらいなので、まったく初めての人には使いづらいからです。
なので、対応として過去の確定申告書をまとめておき、残された人が見つけられる場所に置いています。
5年分を見てもらえば、だいたいの収支の結果や減価償却を見つけられると考えるからです。
今後のテーマとしては、毎月末に支出と収入を集計して、もし次の月に私が死んでも、最悪は前月までは明確になっている状況を作ることですね。
そうすれば、最後の月の分だけを残された人に探して貰えば準確定申告が完了します。
おわりに
死亡後に、残された人は悲しみの中を多くの手続き作業をしなければならなくて大変です。
そして、そこにつけ込んだ手数料が高額な代行サービスがたくさんあります。
もし、あなたが遺産を無駄なく相続する人に引き継いで欲しいと思うのであれば準確定申告について明確にししておくことです。
そうすれば、残された人自身で準確定申告もできるでしょうし、代行サービスを頼む場合も適切な価格のものを選ぶことができるはずです。
終活を適切にすることは残された人の利益を最大化することに繋がります。
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